すると、その三角巾は
間宮くんと長瀬 涼の所まで飛んでいき…


「え、ちょ、嘘でしょ……」


上を見ながら眺めていた長瀬 涼の真上にサラ~っと舞って


それを、長瀬 涼は上に飛び跳ねて片手で
あたしの三角巾をゲットした


『きゃあああああ!!片手でゲッチュー!!!!』

『待って今お腹チラ見せ~!!!萌える♡』


いやいやいや、待って!?

あれあたしの三角巾!!!!!


『長瀬くーん!!!それうちのクラス~!』


うちのクラスの女の子がバルコニーから手を降って、長瀬 涼に呼びかけた。

ゲッ!!!!
長瀬 涼が触った三角巾なんてもうあたしのものじゃな……


「あれま~♡これは届けに来るな?♡」


「えっ!?」


愛季が指を指す方を見ると、長瀬 涼が明らかに女子棟のほうへ向かっている

そしてうちらのクラスに向かっている



「ほら~!!もう!いい加減みんな戻って作業の続きしなさ~い!!」


『ごめ~ん先生~!』


『あ~~マジ尊い~♡F課最高~~』


はあ……オワリだ……