「あぁ。ヴァンクロシュ王国とこの国の国境近くの伯爵家の長男だ。」

「まぁ、そうなんですか?でしたらここでの暮らしは窮屈かもしれませんね。」

「まさか。そんなわけありませんよ。」

「いえ。私はお城に住んでいるわけではなく、ここの近くの離宮に住んでいるので。」

「それはまたどうして?」

「お父様が亡くなったショックで療養に来てるのです。」

うそをついてごめんなさい、、、

でも国家の情報を簡単に漏らすわけにはいかないわ、、、

「そうでしたか、、、」

「でも精一杯お手伝いするので早く国に帰れるように頑張りましょうね!」

「世話になってすみません。ありがとうございます。」

とてもいい方ね、、、すごく優しいし