今日が暇になってしまったので、幼なじみで友達の美妃と凉を誘い、遊ぶことになった。
いつものショッピングモールの前で持ち合わせ、ウィンドウショッピングをする。
「あ、これ可愛いね!!桃花、似合いそうじゃん!!」
そう言って、美妃は持っていた髪どめを私につける。
「そうかな??美妃も似合うと思うよ?…え。」
私はそのまま近くにあった鏡を覗きこむ。
そこには、私の顔と____、
瑠依くんと凉のお姉さん、愛先輩が居た。
瞬間的に硬直した私の顔を凉が覗く。
「どうしたんだ、桃花。…は?」
凉も、驚きを隠せないようだ。
瑠依と愛先輩は、笑いながら、こちらへと向かってくる。
こっちには気付いていない様子で少しホッとしてしまった。
2人で笑いあってる姿なんて、見たくない…!!
「美妃、凉、ごめん…。」
私はそれだけ2人に伝え、家に向かって走ってしまった。