
- 作品番号
- 1539220
- 最終更新
- 2023/11/01
- 総文字数
- 197,397
- ページ数
- 399ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 308,575
- いいね数
- 88
- ランクイン履歴
ファンタジー7位(2023/11/06)
秘匿されし聖女が、邪に牙を剥ける時
〜神殿を追放された聖女は
乙女ゲームの横行を許さない
○○○
ジュエリティア王国の王都では、貴族学園にて、王太子殿下をはじめ高位貴族令息が揃って一人の侯爵令嬢に愛を囁くという、まるで、禁忌の【魅了】に囚われたかと言われた出来事があった。
だがーーーあれだけ侯爵令嬢に懸想し、婚約破棄も秒読みと言われていた王太子エリシオンは、突然、掌を返したかのように、長年の婚約者・公爵令嬢アゼリアとの婚姻を宣言し、卒業後すぐに婚姻。
社交界を揺るがした一連の出来事は何だったのかという疑念の中、潮が引けたかのように元の鞘に戻り、幕を閉じたのだった。
一方、その数ヶ月後。
【聖女】を祀る聖域・神殿で、聖女見習いを狙った集団毒殺未遂事件が起こる。
犯人として挙げられたのは、聖女見習いとして神殿に住み込みで働いているタンザナイト伯爵令嬢・ラヴェンダー……ラヴィだった。
毒殺未遂などラヴィには身に覚えはないが、全くの冤罪であるにも関わらず
犯人として神殿から追放されるラヴィ。
しかし
その追放先となった北の領地【レディニア】で、ラヴィは初恋の子息・公子アルフォードと再会するのだった。
だが、アルフォードも過去に王都で犯した自分の罪に苦しんでいてーー
事はまだ、終わっていなかった。
ーー御世界に、異世界の【邪悪なる気】が蔓延る時。
【秘匿されし聖女】が、牙を向ける。
ーー全ては、神の思し召し。
○○○
2023.8.4〜2023.11.1
©️Amayu