「おーい、今日って特別何かしないと、いけないのかー?」


どこにでも、どんくさい男っている。
その場の雰囲気や関係性を理解していないような奴。

「あんたは何もなにもしなくていいよ。私は滅茶苦茶、年末年始の料理仕込んでいるけどねっ!」


「あ、だから、そんな忙しそうなのか。」


おいおい、あんたも食べるんだよ!
と、喉元から爆発しそうな言葉を、すっと飲み込み。

「とにかく忙しいから。何かは自分で探してー。」

と、だけ一言。