「ほらッ、寝て。」

悩みすぎて知恵熱なのか…………

あの後熱を出した。

どうやら赤い顔は、熱のせいだったみたい。

ベットに寝かせて、スポーツドリンクを飲ませ

ドラッグストアに行って、風邪薬と熱冷まシートを買った。

「明日また様子を見に来るから、お粥を食べて
寝てて下さいね。
幼稚園には『もう一日休みます。』って伝えておきますね。」

いくら告白して彼女になったとは言っても…………

遅くまで二人でいるのは良くないよなぁ？

って言うか……………

あれっ？返事もらったっけ？？？

もしかして…………彼女じゃない？？？

とにかく、そろそろ帰らないと。

頭をひと撫でして、立ち上がろうとしたら

温かい手に捕まった。

涙とは違うウルウルの目でこちらを見る先生。

もしかして………帰って欲しくない？

悠人先生の忍耐力を改めて尊敬する夜になった。