「うん、分かった。
…………………………もう良いよ。
みぃは、僕の前だとホントに可愛いよ。
可愛げがないなんて、1度も思ったことないよ。
ただ、みぃ………………。
これだけは、覚えてて。
みぃは、綺麗だよ。
さっき、みぃの胸を見て…………ドキドキした。」

「………………でも………お風呂で…………
色々触られたり…………キスしたり………………
思い出したの…………………。」

「みぃ。
それは…………この間も言ったけど…………カウントされないんだよ。
みぃが怖い思いをしたのは…………消せないかもしれないけど
それも、これから色々経験したら薄れていくと思う。
だから僕は、みぃに怖い思いをさせたくないんだ。
幸せな思い出に塗り替えたいから。
みぃも、無理しないで…………
僕と一緒に、新しい思い出を作りたいと思ったら
その時に言って。」

正直、今の話しはかなりショックだった。

みぃが悩んだことで、色々思い出したことも。

その男を殴ってやりたくてたまらない。

みぃが、虚勢を張って生きてきたのも頷ける。

元々の彼女は………ホントに可愛いのに。

「航、ごめんね。
ありがとう………………。」

「落ち着いた?
明日は……宮島で参拝してもみじ饅頭を食べるんでしょう?
もう、寝ようか?」

ベットに入れて、目が腫れないように濡れタオルを用意した。

瞼にタオルをのせて、眠るみぃを擦りながら

みぃの闇とどう向き合うか考える。