ジリリリリリリリ…とセミの声、扇風機の回る音、ジリジリと照る太陽。 
暑い。とにかく暑い。今は8月の上旬で夏まっさかさりだ。
午前10時。午後は用事あるしそろそろ行くか。
ぼーっと見ていたニュース番組を消し自分の部屋へ向かう。
リュックを取り携帯や財布をいれて髪の毛を軽く整え玄関へ向かう。 
「お母さん、ちょっと出かけてくるー」
「はいはい。てか翔太。何で毎日出かけてるの?どこいってるの?」
「…別にちょっとコンビニ行くだけだよ」
「…ふーんそう。気をつけてね。いってらっしゃい」 
「いってきます」