「ふは、苦い?」



口の中が渋くて顔が歪み、

コクコクと頷くと楽しそうに笑う滉牙さん。



「お子ちゃまだね。」



彼に余裕のある笑みに、

自分も早く大人になりたいと思う。



「明日には飲めます。」

「ふ、めっちゃ負けず嫌いじゃん」



ミルクティーをまた飲み、

ふう。と一息つく。



「ミルクティーおいし?」



彼の言葉に頷く。