「てめえなんざ殺す価値もねえ。
自殺する気もねえんだろ?

あの子だけ殺してホルマリン漬けにでもして
一生保存しておく気だったのか?

胸くそ悪ぃ、サイコパス野郎が」



男の目からは涙が溢れている。



「ひ......が、う。......ひ、がっ.....う」

「違わねぇだろうが。
あの子為になんざ、最初から考えてねえ。

全部.......

全部、自分の欲を満たす為だけだろ」

「コウ!!!」

「...........消えろ。
二度とその面見せんな。

次はねえぞ。」



男に向けられる彼の言葉の牙。

殺気を放つ眼差し。

男は必死に頷き、ガタガタと身体を震わす。