「どうした? あ?
殺すんじゃねぇのかよ」



男をギロリと睨む彼は、

冷酷で残酷で無関心の様な冷たい目。

聞いたことの無い荒い口調。

背筋を凍らす低い声。


滉牙さんは掴んだナイフを自分の心臓部に

勢い良く向ける。



「びびってんの? 殺すんだろ?
おら、心臓はここだろ。しっかり狙え。」



グッとナイフを持つ手に力を入れ、

ボタボタと血が流れる。