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どれくらい時間が経っただろか。

徐々に意識がボーッとしてくる。



男は私を膝の上に乗せたまま

ギュウッと抱き寄せて鼻歌を歌っている。



「早く、薬が効くといいね♪」



愛おしそうに見つめる視線。

ゆっくりと頭を撫でられる。

そして、スリっと男の唇が髪に触れる。



「愛してる、ゆいな........」



虚ろになる目をゆっくり閉じる。