ーーーーーーー

ーーーーーーーーー



ある日、和馬に呼び出される。



「ごめんね。 急に呼び出しちゃって」

「あ.........ううん」



少し頬の赤い彼は、どこかソワソワした感じで

落ち着きがない様に見えた。

いつも笑顔でクラスの中心に居る彼が

こんなギクシャクしているのは新鮮だ。



「あのね? 君に伝えたかった事があって」



顔を見るとトマトみたいに真っ赤な表情。

不思議に思い、見つめる。



「.........すきですっ!!」



そう言って彼は片手をこちらに差し出し、

頭を勢いよく下げる。