「..........わ、たし
と........とも、だち、居たことない。から、

ど、どうして、いいか.......」

「大丈夫! 徐々に慣れてくれたら嬉しい!」



ニカッと嬉しそうに笑う彼。

絶えない笑顔が少し、羨ましくも思えた。

自分とは正反対の彼に。



それから彼は毎日、飽きもせず声をかけてくれた。



「若園さんおはよー!!!!」



登校途中、いきなり物陰から現れた彼に驚き

ビクッと身体が竦む。



「........お、おはよう..........ござい、ます」



返事を返すといつも嬉しそうな彼。