「いや~二人っきりだね!ちびちゃん♪」
「そ......ですね......」
楽しそうなタイガさんとは裏腹に
壁際から距離を置き様子を伺う。
「いやほんとに何もしねえから
せめて近くにおいで悲しい」
「あ......はい」
失礼致します。とソファに座るタイガさんの
真向かいの床に座る。
「んで、コウとはどこまでいってんの?」
彼は意地悪そうに笑う。
「どこ......?」
なんのことだろう。
言葉の意味が分からず、首を傾げる。
「ハグとかはした?」
「あ、はい。」
「お♪ いつ頃いつ頃??」
「え......っと、助けて頂いた日の夜......?」
「あいつ手つけんのはっや!!!!秒じゃん!!!!!」
「あ、いえ......
私が怖い夢を見て、
それで、助けてくれたんです。」