「大丈夫、ですので.....お気を付けて」



心配そうに見つめる滉牙さんに、

大丈夫。と頷いてみせる。

心配させてる場合じゃない。

私もしっかりしなきゃ。



「ほらほらっ!!!
コウが心配しすぎなだけだって!!!」



滉牙さんはわかったと呟き

身支度をして玄関に向かう。



「ほんとにすぐ戻るから。
これ、俺のケータイだから念の為に持ってて。

...........タイガ分かってんだろうな。」

「わーってるって!!
大丈夫大丈夫!!はよ行け!!」

「......いってらっしゃい」



彼は、手を上げて出て行った。

あぁ、行っちゃった。