「.....いや、全然大丈夫なのに
てか、君が風邪引く方が心配だし」

「........そう、です....よね」



固まる2人に、早とちりの自分に

顔が熱を持つのを感じた。

ベッドに戻ろう、重たいし。



降りようと上半身を起こした瞬間、

腕を腰に回される。



「ねぇ、ちゃんとご飯食べてる?」



彼の腕にすっぽり収まって

身動きが取れなくなる。



「た、食べてます」

「ほんとに?軽すぎんだけど」

「し、身長低いからです」

「ふは、それ関係ある?」



温かい腕の中、逃げたい気持ちと

まだこのままがいい気持ちと

いろんな感情がぐちゃぐちゃになる。