一瞬驚いた顔をして彼は

ふは、と笑い両手を広げる。



「はいどーぞ」



そう彼が呟き、吸い込まれる様に身を寄せる。

.......温かい。

すりっと彼の身体に頬を寄せる。

ずっと、ずっとこのままがいい。



「.......もう3時か。」



彼の言葉にふと自分も時計を見ると

短針は3を指していた。