「い、1日、1回までです.....」

「限定なんだ」



忙しなく動く鼓動が彼まで

届いているのではないだろうか。

あぁ、恥ずかしい。



「ねぇ、まだ?」

「いっ、1日1回までです........」

「えー」



彼はつまらなさそうにむくれる。



「は.....」

「ん?」

「ハグならば、幾らでも.......」



両手を広げて彼を見る。