「ここ、は.......」

「俺達の家だよ」



彼の声が安心させてくれる。

そう、か。

頬に次から次へと何かが伝う。

彼は黙って抱き締めたまま、頭を撫でてくれる。



「......なん、でっ」



神様。



「なん、で.......こんなに、苦しいの?」



そう呟くと彼の抱き締める力が強くなる。



「なん、で.......わたしっ.......」

「っ、ゆい!!」



あぁ、神様。

いるかも分からない神様。



「大丈夫、ゆい。大丈夫だから」

「なん、で。私........






生きてるの?」