何故か息も上がっていて、

心拍数も忙しなく動いている。



「また.....わた、し。あなたに」

「迷惑じゃない」



彼は言葉を遮って否定する。

そしてこちらを向いて苦しそうな顔をした。



「ほんと目覚めてくれて、良かった」



彼は強く抱き締めて、か細い声で呟く。