…胸がズキズキする。


どうやら俺は君に一目惚れをしてしまっていたみたいだ。


目線の合わない君を俺はずっと見つめる。


お願い。こっちを見て。


俺は君の周辺に手を振り始める。


トロッコが少しずつ動いても手のふる位置、目線の先を変えない。


君の周りが、俺に視線をくれる。