そうなのだ。 樹は結婚し、子供を授かり子供の名に大好きだった法香おばあちゃんの名前を付けたのだ。 樹は今、幸せでいっぱいです。 樹は空を眺め、法香おばあちゃんを思い出していた。 「有り難う」 法香おばあちゃんに言った。 法香おばあちゃんは天国で喜んでいた。 「いえいえ、どういたしまして」 なんて言いながら。 完