樹は法香おばあちゃんの横に立てひざをつき、

法香おばあちゃんの頬を触った。

びっくりするくらいの冷たさ。

もうこの世にはいない人となった法香おばあちゃん。

その事実を受け止めた樹は泪を流した。

「俺のせいです」

樹は法香おばあちゃんを見ることができなくなった。

「どうしてかしら?」