「そっか、そうだよね。突然だったもんね。
 気持ちを伝えたかっただけだから、聞いてくれて有り難う。」

「うん…」

三田さんは友人たちのもとへと帰っていった。

一人残された樹

「お…おかしい。
 どうして俺は、今断ったんだ?
 念願の彼女ができたのに…
 あ~どうして、法香さんに逢いたいのだろう?」

え~っ。樹…えー法香おばあちゃんに逢いたいって…。

お相手は70歳のご老人ですよ。

あ、上(作者)も学校すら無視して樹は走っていった。

法香おばあちゃんのもとへと……。