学校でのお昼―

「じゃ俺彼女の所行って来るから!!」

めでたく手塚にも春がやってきた。

樹はボーっとしながら手塚を見送る。

樹は一人コンビニのおにぎりを食べていた。

「…あの、佐伯くん」

ボーっとしている樹に声をかけた子がいた。

その子は同じクラスの三田さんだった。

いつもは友人たちと大好きな漫画の話をしている三田さん。