その日、樹はお弁当箱を返すため、学校終わり、公園に行ってみた。
今日は、昨日と違って快晴なり。
「いなくても大丈夫です。
いなくていいです」
公園を見渡す前に樹が神様に頼んだ。
が、運命の神である、作者 上は残酷である。
「い、いた。くそ…上め」
「あ、樹くん!!」
樹と法香おばあちゃんは親しげに樹を呼ぶ。
樹は思わず夢の物語りを思い出す。
ぞわぞわっとしたものがあったが首を振って寒気を飛ばしてみせた。
法香おばあちゃんが樹のことの呼び方が変わっている。
佐伯くん→樹くん
な、名前で呼んじゃってますね。