これは小さな恋の物語りです。 小さな恋の始まりは朝、高校の下駄箱の中の手紙からです。 「ついに来たー!!俺の時代!!」 手紙を今にも握りつぶしてしまうんじゃないかってくらいの力を出し、叫んでいる少年。 少年の名は、佐伯 樹(さえき いつき)15歳。 彼は悲しいことに15年生きてきて、モテ期 今だなし…であった。