遡ること約4時間半………
朝休み、私が早めに学校に登校できた時………

「ユキ〜」

大河が私の席へ来た。
珍しい。

「何?どうした?」

大河は少し戸惑っていたようだったが、思い切ったように目を見開いた。

「あのね、僕…彼女出来たんだ…」

ストンッ

この言葉が私の胸へと落ちる。

「だから…お弁当は…彼女と一緒に食べることになって…」

大河の言葉、1つ1つが私の胸へと落ちてゆく。

「ゴメンね…」
「ううん。大丈夫‼彼女、出来たんだ〜‼おめでとう‼」

私はそう言うと笑った。

「うん。ありがとう。…あ、晃にはメールで言うから…」
「OK、了解‼」
「ホントにありがとう!」

大河はそう言って、席へと戻った。