目が覚めるとそこは。



見っ知った天井がありました。



「愛梨？起きたか？大丈夫か？痛むか？」



いや、今起きた人に質問攻めしないで頂きたい。



「は、はい……なんとか？」



答えるけどさ。


ゆっくりと起き上がる私の手助けをしようと背中に手を添えて起きるのを手伝ってくれる。




「わざわさ、ありがとうございます……」



「大したことねぇ」



そう言えば………さっきみたいな誰かにぶつかって倒れて気を失ってしまったこと前にもどこかで……。



それに、この男性の顔もうっすらと見覚えが……。