これじゃあ、私が仁さんの抱き枕じゃないですか!
そりゃあ身動き出来ないはずだよ!
だってガッチリとホールドされてるんだもん!
「仁さ~ん?起きてます?てか起きて!苦しいです!」
抱き枕されたまま、訴えれば。
「んっ………」
おっ!起きた!?
ぎゅーーーーーーっ!!
苦しい!苦しい!さらに締め付けてるから!
ヤバイ!何か出る!マジで出ちゃうって!
コンコン!
あっ!誰か来た!
「おはようございます、若に愛梨さん」
カズさんだ!!
「か、カズさん!おはようございます!あの仁さんをっ!?」
ドアが仁さんの後ろにあるため、顔を出来るだけ傾けて助けを求めたらいきなり仁さんにキスをされた。