荷物の部屋から取り出したのはお気に入りの抱き枕のパンダのパンくんオス。



「ダメだ。そんなもん抱くなら俺にしろ」



「嫌です!これかなかったら寝れないんです!いいんですか!?私が眠れなくてぶっ倒れても!」



そう言えば、少し悩みながらもしぶしぶオッケーした仁さん。



よしっ!ちょっとだけ扱いが分かって来たぞ!



それで抱いて寝たんだよ。


仁さんに背を向けてパンくんをぎゅっと抱いて。



今だってちゃんと抱いてるよ?横向きで寝てる私の腕の中でいらっしゃるんだけども!



何ですか!?この私の足の上に乗ってるというか巻き付いてる?足と腰とお腹辺りにある腕わ!