うぅ〜〜っ!!



「一人で入れバカ!!」


バンっ!!


仁さんに暴言を吐き部屋のドアを閉めてやった!しかも鍵も!


これで入って来られまい!



とにかく!紅葉ネェに電話だ!電話!



私の荷物部屋を探してもケータイは見つからず、何処にいったの私のケータイ!!



肝心な時に見つからないとか……使えない……。




「愛梨、探してるのはこれか?」



後ろから声をかけられ振り向き立っていたのは、私のピンクのケータイを持ってる仁さん。



「そ、それです私のケータイ!」



仁さんの手からケータイを取ろうとしたら、ん?



ヒョイっと上に上げられ、背を伸ばしてもジャンプしても取れない。