「ちょっ!まっ!おろっ!下ろして下さい!」



現在進行形で仁さんにお姫様抱っこをされて運ばれてます。




廊下を通るたび、それはそれは鬼のように怖いお兄様方とすれ違うもポカーンとした顔でこちらを見られ恥ずかしい思いでいっぱいなのです。




「ダメだ。頭怪我してんだぞ」



ただのタンコブですよね!?



私の意見など聞いてはくれないこの仁さんと言う人は強制的にお付き合いをしてる若頭様でごぜいやす。




お付き合いをしてると言っても、数分前からだけどね!



今、晩ご飯が出来たとかで大広間に連れて行かれてる所です。



「ほんと歩けるんで下ろして下さいぃぃぃぃぃ!!!」