また見られてるし!



また息出来ないし!


あ……お花畑が見える……。


あ……去年亡くなったおばちゃんが手招きしてる……。


「んっ………っていつまでするつもりですか!?ほんとに殺すつもりですか貴方!?」



何とか若さんを引き離し、めいいっぱい深呼吸をする。



「息止めるからだろ?ちゃんと息してみろ」



「いや、口塞がってるのにどうやって息ってするんですか!?」



「鼻ですんだよ。ほら、もう一回やるぞ」


また、されそうになってると。



「若、そろそろいいですか?全く話が進まないんで」



その時のカズさんの目は冷たく顔にも声にも出してはいないが目で怒りを表してたように見えた。