さっきまで波の音しか聞こえなかった海に
はやとの泣き叫ぶ声が響き渡った...

はやと...ごめん...

おれにはどうする事も出来なかった...


こんな時に限って発作がおきる
本当にこんな身体が嫌になる...

俺ははやとにバレないように発作に耐えた


あい「こうへいっ!!!!!」

遠くからあいの声が聞こえた
俺は振り向く事も何も出来ず、発作に耐え続けた

はやと「あい...?みゆき...?」

「...ぅう...」

あい「こうへい薬は?」

はやと「は?」

あい「こうへい!!」

「...な...い...」

はやと「嘘だろ...?」

みゆき「私取ってくる。」


みゆきの走る音が聞こえた


あい「すぐ来るからね?大丈夫だからね?」


俺は反応出来なかった
今まで味わった事のない位の大きな発作だった。

はやと「おい!こうへい!」


俺ははやとの声を最後に意識を失った