俺は、唇を噛み締め俯いていた。


その時はやとが思いついたかのように提案して来た。


はやと「なあ、みんなで花火しない?」

みゆき「こんな時に何言ってんの?バカじゃないの?」

みゆきは泣きながら言った。

はやと「こんな時だからだよ。もしさ、俺がこうへいの立場だったら...最期くらいみんなで笑顔で過ごしたい...。」

「はやと...」


やっぱりはやとはすごいや。


はやと「な?いいだろ?こうへいにとっても、俺らにとっても最高の想い出にしようぜ。」

あい「そうだね。花火...しようか。」

はやと「俺買ってくるからみんなで待ってて!」

みゆき「私も一緒に行ってくるね!!」


はやとはみゆきと一緒に花火を買いに行った。