仕度をしているとチャイムがなり私は直ちに玄関へ向かった。
「了雅!おはよう!!」
「おう、はよ」
その声ににこりと笑うと私はクルッとみんなに挨拶をしようと後ろを向いた。
「行ってきまーす!!!!」
私は靴を整い直すと了雅に声をかけて家を出た。
私が住んでる所は波留多の家だけど、ホテルの一角をマンションのように作り上げた所で、
なのに最上のすごい広い所だから下に行くまでの時間が少しかかると、最近になって知った。
「あれ、了雅なんか痩せた?」
「反対だ。筋肉つけなきゃいけねーから太らせてんの」
「え、なにそれ、なんの逆効果????」
「咲良に全部吸い取られてんじゃねえの?」
「…!!!!」
了雅とそんなくだらないことを話してるうちに一階のロビーへ着く。
相変わらず綺麗なロビーにはもはやいつ寝てるかわからないほどいつもいる人や、せっせと掃除をしてる人もいる。