「あれー?咲良ちゃんは、今日学校いくのー?」
「うん、了雅に迎えに来てもらう」
そう言った後で守の顔は顔面蒼白になったのが分かって私は慌てる。
「ど、どうしたの!?」
「それ総長、、、」
「うん、大丈夫…多分」
「安心しろ守。あとで神倉はしばいておく」
「咲良ちゃん!やっぱりダメじゃん!!!」
私はクスクスと笑うと波留多に目を向けた。
その顔はムッスーとしていて…これはあれだな、拗ねてる顔だな。
『今日は送ってやれねえから癪だが神倉に頼むか』とか言ってた昨日の夜を思い出してまたケラケラと笑う。
「何笑ってんの!?全然面白くないよ咲良ちゃん!!!!!」
「あー、大丈夫この人ね…」
「おいこら咲良余計なこというなよ」
やっと訪れた平穏な日々に私は頰を緩めっぱなしでいた。