ふらついた体を支えてくれたのはさっき私の名前を呼んでいた湊音で

「ごめんね!!ありがとう!」

まだフラフラする頭を抑えて慌ててお礼を言った

湊「お前、体調悪いんじゃないのか?」

なんで貴方にはすぐ気づかれてしまうんだろう

「そんなことないよ!遅かったから迎えに
来てくれたの?」

ごめんね、こういう時どうやって頼ればいいか分からないの

頼ったら貴方は、貴方達は助けてくれる?

嫌いにならない?

めんどくさいと思わない?

そんな考えが頭の中を支配して結局私は前に進めない。


ダメだな、考えが暗い方に進んでしまう

なんだか目の前も真っ暗になったような感じ




早く笑わないと。

そう思えば思うほど笑い方が分からなくなっていく

気づけば私は意識を失っていた。