学校に着くと、変わったことがひとつ

一部からの視線

睨むような視線を送ってくる人

羨望の眼差しで見てくる人

明らかに前まではなかったような視線が所々に見える

それはきっと私が胡蝶の姫になったから

胡蝶は女に興味がなくて、倉庫に女を入れないのも暗黙の了解らしい

そこに現れた私

他の人からしたら、なんでって感じだろうね

そんな視線を浴びつつも顔にはしっかりいつもの笑顔を貼り付けて

学校での私は、みんなに人気者の蘭

いつも笑っていて誰にでも平等に接する

いつも周りに人が絶えない

そんな私を今日も演じなければいけない