出来るだけ見つからないようにしてたのに見つかってしまった。

「はい。」

「お前冷たいなぁ。先生悲しいわ。」

冗談めかして言う先生。私は何も答えずにいると、

「お前ん家ここら辺なわけ?」

顔を覗きこんで聞いてきた。

「ここら辺です。」

「そうか!気を付けて帰れよ!」

そういい残して炭酸とチョコレートを手に、レジへと持って行った。

コンビニの店員さんも先生を見てうっとりしている。

「あんな人のどこがいいんだか。」

そう呟き、レジを済ませた私は帰った。