この問題は、迷いながら書いているグループもあった。

「答えは…二番のタイです」

続いて、真司が問題を出す。

「インド洋に浮かぶ巨体な島国。数千種類もの動物が生息している。首都はアンタナナリボ」

「一、セーシェル。二、ジンバブエ。三、マダガスカル。正しいと思う答えをホワイトボードに書いてください」

この問題は、みんな迷いながら書いていた。風子たちはさっきよりも長い時間を取り、みんなが考える姿を微笑みながら見ていた。

「答えは…三番のマダガスカルです」

続いて、真衣が問題を出す。

「正式名称は、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国。シャーロックホームズやハリーポッターが生まれた国。首都はロンドン」

「一、スウェーデン。二、フランス。三、イギリス。正しいと思う答えをホワイトボードに書いてください」

さっきの問題の時の難しい表情とは打って変わって、安堵の笑みを浮かべながらみんなは答えを書いた。

「答えは…三番のイギリスです」

みんなから歓声が上がる。