「それでは、正解を発表してください!」

司会者の二人が見つめる。風子は答えた。

「答えは、一番の日本です!」

クイズ参加者全員から歓声が上がる。

「こんな感じでしていきたいと思います!それでは始めましょう!」

愛がそう言った後、幸太が問題を話した。

「インダス文明に遡る古い歴史があり、世界第二位の人口を持った国。国内にはガンジス川が流れている!首都はニューデリー」

「一、中国。二、インド。三、スリランカ。正しいと思う答えをホワイトボードに書いてください」

みんなは迷いながら答えを書き始める。少し待ってから、幸太が答えを言った。

「答えは…二番のインドです!」

歓声や間違えたという声が聞こえる。次の問題を沙羅が出した。

「中央ヨーロッパの国。ハンガリーの支配下にあったが、1918年にチェコとともに独立して共和国を作った。首都はブラチスラバ」

「一、オーストリア。二、ポーランド。三、スロバキア。正しいと思う答えをホワイトボードに書いてください」

この問題は少し難しいようで、みんなは話し合いをしながら答えを書いた。

「答えは…三番のスロバキアです」