「……終わっ、たぁ……」


凄い歓声を浴びながら文化鑑賞会が終わった

もう1ヶ月分の体力使い切った気分…

知っている人がいっぱいだから余計に緊張したんだよね






「お疲れシオン〜!!」


「うわっ!びっくりした…」


いきなり大野さんに抱きかかえられた


「凄い良かったよ!流石。
もうステージなんかへっちゃらだね?笑」


「あんまり褒めたら調子乗りますよ。笑
まだまだ緊張します……」


「緊張なんかみんなする……」

「大野さんー、紫音返してください」



バッと振り返ると、


「…ちぃ君!!

え、ちょちょちょ!?」


今度は後ろからちぃ君に抱きかかえられて、大野さんから引き剥がされた



「あははっ、ついね笑
千翼君も見てた?」


「はい。すげえ良かったです」


「ほ、本当…?」


「あぁ。紫音らしいステキなステージだった!」


良かったぁ……たくさん褒めてもらえて嬉しいっ、




「紫音、このまま帰るんだよな?」


「うん!ちょっとま……」
「しぃ!!!!」