「は!?お前結局やったの?!」
「ちょ、声デカいわバカか!」
こいつは場所をわきまえず大声で叫びやがって……
「あぁ、ごめんごめん笑
で、どうなの?やったの?」
「…………さぁな。というか今喋りかけんな紫音喋ってんだよ!」
「すみませんね〜笑
紫音ちゃんの出番もう終わっちゃうのか、」
今は最後の曲の説明をしている。
なんでも、アルバムの中の新曲を1つ披露するらしい
俺も今日初めて聴くんだ
「やっぱりすげえな紫音ちゃん」
「当たり前だろ」
俺の彼女はいろんな意味ですごい
自分の彼女なのか心配になるくらい人気者だ
ステージの上で、ギター1本を持って歌い上げる姿は本当にキラキラしていた
…大きくなったなぁ。
ふっ、俺お父さんかよ。笑
あーーー、無性に紫音を抱きしめたい
また紫音のいない日が増えるとか信じられん
公演終了後、俺はすぐに紫音のいるところへ向かった
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千翼side終