あれは、今から約8年前。。。

中学に入学し、新しい生活にも慣れ新しい友達も出来て日々楽しくてしかたなかった。
授業が終わり掃除の時間、僕は掃除場所に早く着いて掃除が始まる時間になるのを待っていた。
その時、2人の男女がこちらに歩いて来た。
男の方は同じ小学校出身で親友の原田雅史、女の子は違う小学校出身の山本まりなだった。
この2人を見た僕には何故だか分からないが理想のカップルに見え、いつかこの2人は付き合うことになるだろうと予感がした。あの時のことを今でも忘れることができない…

高橋「あっ、優(まさる)やん。こいつは、まりも。」
山本「えっ、まりもって…はじめまして、山本まりなです。」
正直、衝撃的で何がなんだか分からなかった。まりもと聞いて緑の裳が頭に浮かんだだけだった…ただ、久しぶりに友達に再会し彼女を紹介されたそんな感覚だったのは覚えている
とくに2人と話すこともなく、2人は仲良く話しながら自分達の掃除場所に歩いていった。

これが、僕達3人が初めて出会った時だった。今、思えば中学に入学してから1ヶ月も経っていないのにあんなに仲が良かったということは本当に相思相愛だったんだろう。