神社

神社は歩いて5分位の所にあり、神社に行く途中、早苗は静かだった。神社に着くと私と早苗は鳥居の前で止まってしまった。何故なら鳥居の奥に本当に祠があり、まるで封印されているように縄が張られていたからである。
「何これ、、、、」
と、早苗が言っていたが、私は止まっていては意味がないと思い鳥居をくぐった。すると、急に縄が切れどこからか何人もの悲鳴が聞こえてきた。その声は、みなもがき苦しむような声だった。
気が付くと声は止み祠の扉が開いていた。中を覗くとそこには表紙も裏表紙も真っ黒な本があった。その本を開くと1ページ目にこんなことが書いてあった。

呪いの本〈ルール〉
1.書いたこと全てが本当になる。
2.実行された内容は、字の色が変わる。
3.本のページ全てを埋める前に無くしてはならない。
(無くした場合、▲%△※※#%●%△%#※※)

「あれ、読めない」
「何が?」
「これこれ、最後の▲%△※※#%●%△%#※※」
「私も読めないや、まぁ大丈夫でしょ」
「そうだよね!」
と、私は気にしないことにした。それから本を鞄に入れて家に帰った。