そんな中、九月に入ってすぐ、いつものようにMレストランでの打ち合わせを終えた帰り、俺はバス停まで走ってきたらしい双川さんに呼び止められた。
「双川さん、どうかしたんですか。レストラン出て大丈夫なんですか?」
「はぁ、はぁ……店長には許可取りました。すぐに戻ります」
篝さんは九月末の転勤に向けて、今日は他の仕事をしており、俺は一人打ち合わせに来ていた。
「美野田さん、篝君と幸さんって良い感じなんですか」
「実際の所は、俺もよく分からないです」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…