俺は美野田さんに頭を下げると、涼香の待つカフェの場所を探そうと、携帯をタップする。
行ったことのない名前のカフェだったが、調べたらすぐに出てきて、そこは抹茶が有名なカフェらしく、涼香はお茶系が好きだったことを思い出す。
「篝さん」
──と、まだ式場を出た所に佇んでいた所名前を呼ばれ、顔を上げると、もう帰ったはずの美野田さんが再び立っているではないか。
「……美野田さん? どうかされました?」
「篝さんは、いよりの友達なんですよね?」
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